けんこうゆうりょう育児日記

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<<   作成日時 : 2006/02/19 11:02   >>

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 ゆうたの小学校への迷いがあります。

 まだ、3歳3ヶ月言語訓練の担当の先生は勿論、相談機関に行ってもまだ早いと言われます。私も、まだ早いとは思っています。先に、口蓋裂の再手術をしてことばを正常に発音出来るようにしてあげるのが先決です。でも、考えてしまうのです。

 生後6ヶ月で、聾学校の乳幼児相談室を紹介され、幼稚部・小学校・中学校を案内され、その時点では、ゆうたはずっと聾学校での生活が待っていました。そのまま通っていれば、今悩むことも無かっただろうと思います。でも、そこに用意されたレールに乗らずに普通の学校を選択した私です。

 聾学校は、地方の方には申し訳ないのですが同じ市内にあり、他の方たちのように車で2時間もかかるような所ではありません。また、私が社会人になったばかりの頃勤めていた会社のすぐ近くでもありその辺を考えると、大変恵まれてはいます。でも、実際に通うことを考えると車で夏場で40分、冬場は朝のラッシュもあるので1時間はかかります。普通の公共交通機関(バス・列車・地下鉄)を使うと1時間以上かかってしまいます。自分は苦ではありませんでしたが、そのような通学を子どもにさせていいものか?と思い、また、兄弟が居ますのできっと上の子どもたちと同じ学校に行きたいと思うだろうとも考え、出来ることなら普通学級へ行かせたいと思いました。

 そして、学校の教育措置というものを調べて、両耳の聴力損失100dB以上は聾学校・両耳の聴力損失100dB未満の場合は、補聴器の使用によって通常の話声を解することが不可能または著しく困難な者は聾学校・補聴器を使用すれば通常の話声を解することに著しい困難を感じない者は、難聴学級または通常の学級で留意して指導・両耳の聴力損失50dB未満の場合は、補聴器を使用しても通常の話声を解するのが困難な者は難聴学級または通常の学級で留意して指導というのを見つけて、当時言われた乳幼児相談室に行くことにより、難聴児の聴力訓練とお友達との関わりで社会性がどうのこうのという話を考え、聴力の訓練は専門の訓練施設に行けば出来るし、お友達との関わりは聾学校の刺激より、生きた音の入る普通の幼稚園や児童会館で健常児と一緒に過ごした方がこの先のことも考えていいのでは?と考えた末、今の言語訓練の施設と普通の統合保育をしている幼稚園に行かせています。

 「この先のこと」というのは、その時は手術によって聴力の改善が出来ると言われていたことと、聾学校を出た後に普通の生活が待っていることです。ただ、聴力改善については、昨年手術をしても一時的なもので、手術をすることにより感染などにかかってしまう可能性もあるので、あまり勧められないとY先生・ゆうたの耳鼻科の先生・言語訓練の先生に言われました。また実際に、聴力改善の手術をされた方も、また聞こえが悪くなってしまい現在、再手術をするかどうか検討中との話でした。

 聾学校に行けば、同じ聴力に障害がある子どもたちが集まっているので、それなりに手話なども使ってコミュニケーションを円滑に取れるということや、小耳症についても多分、普通の小学校に行かせるより傷つくことは少ないだろうというメリットもあります。その温室から、外に出してしまったので、昨年5月に読んだ河ア佳子さんの『きこえない子の心・ことば・家族』を読んだ時は、なんてひどいことをしてしまったんだろうと悩みました。
きこえない子の心・ことば・家族―聴覚障害者カウンセリングの現場から

 その本の中には、傷ついて聾学校に戻って行く子どもたちの話がびっしりと書かれていました。普通学級で適応出来なければ、聾学校に行けば良いとも考えていた私は、傷ついて行く事の心の傷について考えてしまい、このまま普通学級への進学を進めていいものか?と考えてしまいました。

 でも、多分作者も書きたいと思ったのはそういうものでは無く、子どもが聞こえないで居て困っているということを親が気づかないでいることを伝えたかったのでは?ということを考えるようになったのは、昨年の10月です。I先生という難聴通級学級の先生と知り合い、「補聴器を着ければ音が聞こえているって思い込んでしまうと、聞こえていないということに気づかなくなってしまう」ということばです。長男が、中耳炎で一時的に何度も聴力の低下があり、聞き違いや聞き落としという症状があったため、ある程度は聞こえていてもそういうことがあるんだろうなと漠然と感じていた私ですが、やはりそういう現象が起きているという現実を知ることが出来ました。

 今、ゆうたは構音障害のため言葉の方はうまく発音出来ません。でも、毎日歌を歌ったり、ピアノを弾いたりして音を楽しんでいます。これから先、どのようになっていくかはわかりませんが、ゆうたの置かれている状況を考えて育てていきたいと思っています。
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 HP『ゆうたといっしょ』難聴のページ
きこえない子の心・ことば・家族

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